2020年2月19日水曜日

消防団の訓練における傷害予防の取り組み【本部】

先日、領収書をもらうときに宛名を「上でいいです」といったら宛名が「ウエディ様」と記載された領収書を頂いた本部メディカル担当の中宿です。本部に発足した機能別消防団員として、今年度より訓練時における要員のケガ予防や、ケガを負った時の対応を行うための役割を担っております。
私は、元々第5分団の所属でしたが、理学療法士として整形外科の病院に従事しており、スポーツなどのケガも対応していることから、先代の分団長であった高井史朗元第5分団長より命を受け、第5分団の要員のメディカルサポートを行ってきました。高井元第5分団長いわく、「操法は科学、物理、医学である。その動きすべてに理論があり、また医学もそれに通ずる。」と。この言葉に感銘を受けた私は、その後数年に渡ってメディカルとして第5分団の要員をサポートして参りました。
そのような経験を積み重ね、今年度より本部メディカル担当として、主に操法訓練時のメディカルサポートを行ってまいりました。この活動が認められ、昨年10月に、消防団員等公務災害補償等共済基金という、全国の消防団員の公務災害などを管理する組織で行われた全国研修会に呼んで頂き、「消防団の訓練における傷害予防の取り組み 〜医学的知見とアプローチの実際〜」と題して、全国の消防団関係者の方々に講演させて頂きました。


実は、ここに至る経緯として、高井元第5分団長とともに全分団の操法訓練時における傷害調査を行った内容を、消防庁管轄の機関に送ったところ、内容が認められ、消防庁長官表彰を頂いたことがきっかけとなりました。


全国の消防関係者の方々と交流し、改めてどの地域も同じような問題を抱えていること、また当市でのこのような取り組みが必要とされていることも分かりました。

出雲市消防団では、当市での活動を参考に、操法訓練時のウォーミングアップ、クールダウンを行っているそうです。

また、消防団員等公務災害補償等共済基金より発刊された1月の広報誌にも、その内容を掲載して頂きました。ぜひご覧頂ければと思います。

消防団の存在意義は、地域の安心、安全を守ること、災害時における対応ができることであると思います。
そのために、日頃から訓練を通して有事に備える。私は、何度も火災現場に遭遇しており、消火作業や、周辺の交通整理などを実際に行ってきました。その都度思うことは、いかに焦らず、自分の安全を確保しつつ、業務を遂行できるかであると思います。そのためには、日頃から訓練を通して、技術を身につけることだけでなく、指示、命令、伝達がスムーズに行われることも大切です。その一環として、操法訓練を通して機械や器具の扱いや指示、命令、伝達を習得することは、とても必要なことであると考えます。
一方で、団員の年齢層上昇や、社会人であるがゆえの仕事との両立の難しさなどもあり、特に操法訓練中に怪我をしやすい状況であることもみえてきました。良い活動であるにも関わらず、傷害を負ってしまってはもともこうもありません。できる限り怪我をしないための体づくりや、そのサポート体制を構築することこそ、今必要なのではないかと感じております。
これらからも、団員の皆さんのからだを守る!そのような使命感をいだきながら取り組みたいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿